黔南けんなんプイ族ミャオ族自治州 Qiannan

黔南プイ族ミャオ族自治州

黔南プイ族ミャオ族自治州Qiannan

黔南プイ族ミャオ族自治州は、貴州省中南部に位置し、南西地区に通じる黄金通りとして「貴州の南大門」と称されます。
州都は都匀市で、面積は2万6,195㎢、人口は385万。その人口のうちおよそ57%を少数民族が占めています。
黔南自冶州では典型的なカルスト地形を代表とする絶景を楽しむことができ、豊富な観光資源に恵まれた地域です。具体的には、国家クラスの景勝地・茘波樟江、都匀斗篷山、剣江、国家クラスの自然保護区・茘波茂蘭カルスト、国家地質公園・平塘掌布、三都の瑤人山、瓮安の朱家山、独山の紫林山、都匀の青雲湖、龍里の龍架山など五つの国家森林公園があります。 また、全国重要文化財・福泉古城垣、福泉葛鏡橋、国家クラスの水利観光地・長順杜鵑湖、龍里生態園もあります。 2007年、茘波と雲南の石林、重慶の武隆からなる「中国南方カルスト」がユネスコの世界遺産に登録されました。
これは貴州省初の世界自然遺産で、黔南プイ族ミャオ族自治州の自然は国内外の注目を浴びています。

主要な名所

tourist spot

世界自然遺産
中国南方カルスト(茘波)

茘波には、茘波樟江国家クラス景勝地、茂蘭国家クラス自然保護区などが含まれています。
そのうち茘波樟江は大七孔、小七孔、水春河などから形成されています。
大七孔は茘波県から25kmに位置しています。原始林、峡谷、地下流、地下湖を主として、風神洞や恐怖峡、地峨宮などがあり、高く険しく迫力満点です。
小七孔は茘波県から28kmに位置しています。山、水、洞、林、湖、滝、石が織り成す光景は美しく、響水河や亀背山、野猪林、水上森林、天鐘涸、鴛鴦湖などが見所です。
水春河は茘波県内に位置し、全長は13 km。樟江景勝地で最長かつ最大の峡谷であり、「29重の波と9重の灘」の景観が圧巻です。
茂蘭国家クラス自然保護区は茘波県から25 kmに位置しています。
地球上の同緯度に現存する中で最も集中し、最も原始的な姿をみせるカルスト原始林です。
1996年にユネスコの「世界における人と生物圏自然保護区ネット」に組み込まれました。

天眼

平塘県にある独特なカルスト地形を利用し建設されたFAST(開口部が500mある球面電波望遠鏡)は、中国独自の知的産業権を備えた世界最大、最高感度の電波望遠鏡です。その形状と大きさから中国では「天眼」の愛称で親しまれています。22年の建設期間を経て、2016年9月25日完成し使用が開始されました。中国の宇宙開発の一端を担う「天眼」は今後 30 年で宇宙から 10 エクサバイト(=10 兆メガバイド)を超える情報を受信するとみられ、これらの膨大なデータの保存・伝送・処理能力向上に向けた取り組みは中国が推し進める宇宙開発と連動しています。ドイツのボンにある100m望遠鏡と比較するとその感度は約10倍で、多くの天体を観測することが可能です。活用の応用例として、深宇宙通信データ速度を100倍に引き上げることや、宇宙人捜索計画( SETI ) との提携事業までも構想が進みつつあります。
 「天眼」の建設により、貴州省は辺鄙で閉鎖的地区から誰もが知る国際天文学術センターヘ変化し、世界への新たな窓口を開きました。西部地域への貢献度も高く、様々な企業や科学研究校がプロジェクト建設に直接関わり、国際天文学術交流センターとなることが予測されます。

水各村スイ族卯文化風情園

三都県九阡鎮水各村にあります。スイ族の卯文化の発祥地で、カルスト地形の生態村です。
卯文化祭りはスイ族特有の伝統的な祭りで、「東洋のバレンタインデー」とも呼ばれ、また「スイ族一の情愛は卯坡にあり」とも言われています。
風情園内には情愛を歌う広場、石神台、樹神台、如意滝、定情谷、水各大寨、竜鳳井などがあります。
祭りの際には、スイ族の各家庭でご馳走をつくり、若い男女は民族衣装に盛装し、卯坡に集まって歌いながら伴侶を探すというのがこの祭りに伝わる習慣です。

洒金谷

福泉市から南へ1.5 kmのところに位置し、面積は34㎢。省クラスの景勝地です。
湧雪滝や金亀戯滝、将軍渡河、黒巷、鴨爪灞などの長い時間をかけて形成された迫力ある自然景観と豆腐橋、仙影岩、仙人洞などの人文景観が融合しています。

朱家山

朱家山国家森林公園は瓮安県南東部に位置し、地球上の同緯度において唯一保存状態がよいとされる原始林です。
植物が生い茂り、新鮮な空気や温暖な気候、清らかなせせらぎにつつまれた環境から、植物の宝庫、動物の楽園とも呼ばれています。
山に登って馬頭山、恋人湖、杜鵑王を鑑賞したり、船で川くだりをしたり、原始的な谷間を散策したりできます。

鄧恩銘旧居

茘波県向陽路歩行街に位置し、省クラスの重要文化保護財です。中国共産党第1回代表大会の代表鄧恩銘(1901-1931年)が若いころ居住した場所です。
土と木の瓦葺の家屋で、東向きで通りに面しています。
鄧恩銘が少年時代に使ったベッドや机、椅子、薬研、八掛鐘などが置かれています。
「烈士事績陳列室」には実際に鄧恩銘が使用したペン、墨、硯、ハンガー、カンテラ、手紙のほか、その生涯と革命事績を紹介する写真、資料などが展示されています。

杜鵑湖

長順県の新寨郷にあり、山、水、林、泉、洞が一体となった水上ツツジの名所であり、国家クラスの水利観光区です。 湖岸の丘にツツジが密生し、延々と数十里ほど続いていることから、杜鵑湖と名づけられました。 湖は長さ7 km、湖面は88万㎡あります。静かな湾に、鏡のような湖面、美しく咲き乱れるツツジともにプイ族やミャオ族の独特の風情が漂う場所です。

平塘・掌布

平塘・掌布景勝地・国家地質公園は平塘県に位置し、都匀市から66 km、貴新高速道路からは34 kmの場所にあります。 亜熱帯カルスト地形に属し、峡谷や滝、漏斗群などの景観が数多くあります。 「河の中に洞あり、洞の中の河あり、林の中に湖あり、湖の中に林あり」と称えられる観光の聖地です。 見所は掌布、竜塘湖、大窩凼、玉水金盆、甲茶などです。 掌布は平塘県掌布郷桃坡村の浪馬河峡谷にあり、全長は約6 km。 両岸は岩石や絶壁で、鐘乳洞が発達しており、古代地下河の倒壊遺跡や漂来石、方解石、救星石、三河奇観、石蛋崖などの景観があります。救星石の上には天然の岩石が風化してできた「中国共産党」の五文字が見られ、非常に神秘的です。

白雲山

長順県に位置し、海抜は1,462m。 省クラスの景勝地で、仏教の聖地です。古い寺院建築、明代の建文帝と徐霞客(1587-1641年、明代の旅行家)が遊んだ地や山川の風景、禽獣草木、民俗風情などが見どころです。 雲峰留跡、東来西壁、玉屏狭道などの八大絶景や三漏窩、石鐘鼓などの四大奇観が見られることから清代に有名景勝地として書籍に盛り込まれました。 毎年旧暦の2月19日、6月19日、9月19日の仏教の祭日を迎えると、参拝者が後を絶ちません。

猴場会議会址

瓮安県草塘鎮下司村にあり、省クラスの愛国主義教育拠点になっています。 中央労農紅軍は長征の途中で狼場に到着し、中央政治局によって1934年12月31日から1935年1月1日の期間で、重要な「猴場会議」が開かれました。 その後、紅軍は烏江天険を突破して遵義を奪取し、中国革命史上に輝かしい1ページを残しました。会場は木造の四合院(旧式の家)づくりで、周囲はレンガの壁で囲まれています。 庭には百人の古参将軍、古参紅軍がしたためた「長征碑林」があります。会議室の他に周恩来や朱徳、博古らの居室があり、長征時代の史料や実物が数多く陳列されています

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