黔東南けんとうなんミャオ族トン族自治州 Qiandongnan

黔東南ミャオ族トン族自治州

黔東南ミャオ族トン族自治州Qiandongnan

黔東南ミャオ族トン族自治州は貴州省東南部に位置し、面積は3万339㎢です。人口は約431万、7割が少数民族です。このうちミャオ族40%、トン族29%が占めていて、他にはプイ族、スイ族、チワン族など17の少数民族が暮らしています。特にミャオ族とトン族は中国国内で一番多く住んでいます。州府は凱里市です。
自治州は山深いうえ起伏が激しく、最高海抜は2,178m、最低海抜は137mです。
河川が縦横に流れ、自然風景は美しく、民族風情が濃厚かつ独特で、原始的な自然生態や昔ながらの素朴な暮らしが残っています。
観光の見どころは多く、少数民族村ではミャオ族最大集落の西江千戸苗寨、中国で最大のトン族村の肇興侗寨が有名です。
他には、世界遺産で中国南方カルストの雲台山、中国十大古鎮の一つ、古建築が残る鎮遠古鎮もお薦めです。

主要な名所

tourist spot

西江千戸苗寨 (ミャオ族)

「ミャオ族最大の集落」といわれる村で、川に臨む小高い山に位置しています。遠くから見ると木造の高床式の吊脚楼の大集落が山一面に見渡せます。千軒にも及ぶ、古い家並みは幾重にも重なり、肩を寄せ合うように連なっています。

郎徳苗寨 (ミャオ族)

雷山県から北17㎞に位置するミャオ族村です。黔東南ミャオ族トン族自治州で最も早く観光客を受け入れたミャオ族の村の1つです。全国重要文化財に指定されています。 山麓の斜面にあり、ほとんどが清代の建築です。村内には石が敷かれた芦笙を奏でる広場や、ミャオ族文化博物館、清代にミャオ族が一揆を起こした将軍の旧居があります。

季刀苗寨 (ミャオ族)

凱里市から南20㎞に位置するロングスカートミャオ族の村です。約350世帯、約1,500人が住んでいます。水牛の形をしている立派な女性の銀の頭飾りが特徴です。建築は木造の高床式で村を訪れると歌や踊りの歓迎式をお楽しみいただけます。

青曼苗寨 (ミャオ族)

凱里市から南25㎞の舟渓鎮に位置しています。ミャオ族が暮らす村で織物が有名なことから、「ミャオ族刺繍の故郷」と称されています。素朴な生活で知られ、伝統的な建築が見られるほか、伝統楽器の蘆笙も有名です。

麻塘革家寨 (革家人)

凱里市の郊外21㎞に位置する革家人の村です。ミャオ族の支系ともいわれていますが、革家人の間では古代の将軍の末裔と伝えられています。独自の言葉、服飾、生活習慣、ろうけつ染め、赤い帽子に特徴があります。
(革→本来の漢字は「人偏」に「革」)

鎮遠古鎮

黔東南ミャオ族トン族自治州の中部に位置し、四方を山に囲まれた中国十大古城の一つです。湖南省と雲南省を繋ぐ要所として約700年の歴史があり、裏通りには明代の四合院形式の古建築が残っています。

世界自然遺産
中国南方カルスト・雲台山

雲台山は、㵲陽河国家級風景名勝区の主要エリアで、2007年登録の世界遺産「中国南方カルスト」に追加登録された地域です。カルスト地形の中でも、白雲岩と呼ばれる石灰石が海水中で変化した岩石で形成されています。面積210㎢、主峰の海抜は1,066m。その名の通り、白や灰色の台状の山々の峰に霧がたなびく様が大変美しく、画家や詩人といった多くの芸術家からも愛されています。

黄崗侗寨 (トン族)

従江県から北東25㎞に位置するトン族村です。典型的なトン族文化が残っており、村の中には鼓楼、風雨橋、戯台などが完全な形で残っています。

肇興侗寨 (トン族)

黎平県から南70㎞に位置し、中国最大のトン族村です。人口は3415人、そのうちトン族が3,125人で、村の人々は皆、陸という姓です。
仁、義、礼、智、信の五つの族に分かれていて、それぞれに鼓楼と花橋が建てられ、風格もそれぞれ異なり独自の工夫が凝られています。
村内には花橋や劇場、穀倉、民家(吊脚楼)などの建物が配置よく並び、構造も合理的です。村には合唱団や劇団もあり、祝日には大歌祭りなど伝統的なお祭りが開かれます。

銀潭侗寨 (トン族)

従江県から北5㎞に位置するトン族村です。上寨、中寨、下寨から成り、村の中心にある鼓楼で女性たちが火を囲んで客人をもてなす伝統があります。家々は2階部分の四隅に柱がない吊脚楼と呼ばれる作りで、素朴な生活が残っています。

石橋村 (ミャオ族)

丹寨県から北17㎞に位置しています。有名な中国宣紙の産地です。製紙には長い歴史があり、村民のほとんどが従事しています。
蔡倫(中国古代製紙術の改良者)を祖先と見なし、毎年蔡倫を記念する催しを行っています。
古代の製紙技法や道具を今でも伝えており、原始的な家内生産様式が依然として残っています。画紙の質は非常に素晴らしく、国の無形文化遺産です。

岜沙苗寨 (ミャオ族)

「世界で最後の射手の部落」と呼ばれています。従江県から5㎞に位置しています。
4つの村落からなり、人口は約2,061人です。
村の周りは古木に囲まれ、静かな環境で景色は美しく、民家は山に沿って建てられよく保存されています。昔ながらの暮らしをしており、男女の服装は清代のままで、あたかも清の文化の生きた化石を思わせます。男性は辮髪を結い、ズボンはたっぷりとし、肩に猟銃を担ぎ、腰に長い刀をつけ、勇猛で武威に溢れています。女性は銀の首飾りや腕輪をつけ、スカートは色々な図案で彩られ異彩を放っています。

黔東南州民族博物館

凱里市にある民族色に富んだ博物館です。 中央の塔に似た建物はトン族の鼓楼を、東と西の塔はミャオ族の吊脚楼(高床式家屋)を模したもので、「ミャオ族とトン族の古里」を意味しています。
2階と3階は黔東南自治州の概要、少数民族の習慣、服飾、民間工芸美術などをテーマにした展示室になっています。
各少数民族の民家、服飾、風俗や民俗などを理解することができます。

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