黔西南けんせいなんプイ族ミャオ族自治州 Qianxinan

黔西南プイ族ミャオ族自治州

黔西南プイ族ミャオ族自治州Qianxinan

黔西南プイ族ミャオ族自治州の面積は1万6,804㎢で、州府は興義市です。
総人口314万のうち、プイ族、ミャオ族、イ族、回族などの少数民族が42.7%を占めています。
世界でも典型的な円錐形のカルスト地形が特徴的で、山河の美しい風景は人々の目を引きつけてやみません。
悠久の歴史の中で風情豊かな民族文化が育まれ、生物資源も豊富です。さらに気候的にも恵まれています。
興義市は冬でも厳しい寒さはない上に、夏でも比較的涼しく、新鮮な空気に包まれた環境にあることから2006年の「中国避暑観光都市ランキング」で第15位となりました。
中国でも最も過ごしやすい居住地、避暑地の一つです。また中国観賞石協会によって「中国観賞石の古里」に指定されています。

主要な名所

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馬嶺河峡谷

興義市から3㎞のところに広がる峡谷です。 峡谷の長さは74.8㎞、幅50~150m、深さ120~280m。落差200mにも及ぶ滝が連なっています。国家クラスの景勝地で峡谷は大きな亀裂などが見られる希少な奇観として「天溝地縫」とも呼ばれています。
谷や、炭酸カルシウムのいくつもの滝、生い茂る原生林は特徴的です。自然が織りなす画廊は険しく雄大で、美の精華とも言えます。
馬嶺河峡谷では1998年4月、中国第1回国際カヌー競技会が開かれ、特徴的な地形を行く「地を縫う漂流」と呼ばれました。
筏で下り、見上げてみれば一直線の空の両岸に、様々な形を呈した断崖が次々と出現し実にエキサイティングです。

万峰林

興義市下五屯に広がる万峰林は、海抜2,000mあまりの七捧高原の麓から海抜700mあまりの万峰湖の北岸、黄泥河の東岸へと、扇形のように広がっています。
曲がりくねりながら安竜、貞豊へと長さ約200㎞にわたり続き、山々を幅30~50㎞にわたりぐるりと取り囲んでいます。
万峰林は国内でも面積が最大で、最も典型的な原生林です。
列陣峰林、宝剣峰林、群竜峰林、羅漢峰林、畳帽峰林の五つのタイプがあり、それぞれが個性的なカルスト景観を見せています。
明代地質学者の徐霞客(1587-1641年)は2度この地を訪れており、万峰林について「数千里歴遊しても、なお南西の風景は天下一」と語っています。

万峰湖

興義市巴結鎮に位置し、万峰林を北に臨むことから万峰湖と名づけられました。
万峰湖の湖面は176㎢。30余りの島、58の半島、82の湾、12の内湖から形成され、山の中に湖があり、湖の中に山があるという大変珍しい景観が見所です。
また「天然の釣りの天国」と言われ、省内外の釣り愛好家が数多く訪れます。
波が幾重にも重なり合いながら漂い、朝、昼、夜と時間の経過とともに景色は変化します。「1日に3つの風景」があることも魅力の一つです。
湖畔には昔ながらのプイ族の村落が点在し、老木が空高く聳え、素朴な雰囲気が漂っています。

鯉魚壩ミャオ族村

興仁県屯脚鎮に位置しています。200世帯、1,000人余りのミャオ族が住んでおり、服飾や手づくりの刺繍などの独特の風習は質朴ながらも実に多彩です。服飾の中でもとりわけ女性の装いはつくりがきめ細かく、美しいものが多いです。
紡織、刺繍、ろうけつ染めなど多種の伝統的技法は極めて精巧で、貴州の民族文化の中でも精彩を放っており、民族工芸品は国内外で人気が高いです。

双乳峰

貞豊県者相鎮にあり、海抜は1,265.8m、面積は40㎡です。
山体は女性の乳房に似ており、国内でも希少な「天下の奇観」です。
双乳峰はカルスト峰林の中でも絶景に優れ地元プイ族の人々は「大地の母」、「生命の源」と崇めています。観峰亭の傍には「天下の奇観」と言われる石碑が立っています。
この石碑には「養精養気養天地、哺雲哺霧哺日月」(精力、気、天地を養い、雲、霧、生活を育む)と刻まれており、その傍に立って双乳峰を眺めると、漂う雲霧によってその姿が見え隠れし、より一層その神聖さと荘厳さが引き立っています。

24道拐

隆県から南西へ1km離れたところに位置し、地形は険しく、軍事要衝であったという歴史をもちます。貴州省路政局によって建設され、1936年9月に開通しました。高度は垂直にして250m、全長4km、24のカーブがあり、S字型に山体に沿って折れ曲がりながら伸びているのがその名の由来です。
抗日戦争時期に世界を驚嘆させたスティルウェル道路のシンボル的な区間となっています。

北盤江大峡谷

水城県の南部に位置し、カルストと丹霞地形で有名です。
山林や鐘乳洞、石、滝、地下川、原始林が一体となった景色は迫力があり荘厳です。
谷を流れる水は絶えず変化し、時に静かに、時には轟音をたてて流れ、両岸には雲と霧が緩やかに立ちのぼり、国家1級保護動物の黒葉ザルが姿を現すこともあります。
まさに「両岸猿声啼不住、軽舟已過万重山」(両岸で猿の鳴き声が絶えることなく、小舟が幾重にも重なる山々を通り過ぎていく)に表現されている世界です。

石林

石林は省クラスの景勝地です。東は興義市泥郷風波湾から西は隴嘎まで続き、長さは4㎞、幅は2㎞あります。 石峰が聳え立ち、木々は緑豊かで、土山と石山が折り重なった台地には「石頭城」が形成されています。石林の片は薄く造型も珍しいため、石ひとつひとつに個性が見られ、歩くごとに洞窟が出現したりと景色は多彩に変幻していきます。

奇香園

興義市万峰林の北に位置しています。生態環境の素晴らしさで知られており、全国工業観光モデルの一つです。
納灰河谷と花、樹木が見所で、河畔には奇香楼、糊涂橋、不愧天など名所が16カ所もあります。
川沿いを散策すると、草花の香りが漂い、まさに詩人李白の一節にある「桃花流水窅然去、別有天地非人間」(桃の花びらを浮かべて水はどこまでも流れていく、ここは俗世間とは違うまさに別天地だ)と表現されるような趣深い情景を醸し出しています。
敷地面積は400万㎡と広大で、ブドウやモモ、スモモ、カイドウ、サクラなどが密生し、特にブドウ園は圧巻です。ここには醸造工場もあり、生産技術や中国酒文化の悠久の歴史を学ぶこともできます。

三岔河

貞豊県者相鎮にあり、省クラスの景勝地、国家クラスの水利観光地です。
納摩河と者坎河、納孔河の3つの河川がここで合流するのがその名の由来です。
南北へ帯のように10㎞延びており、東西へは3㎞に渡って流れます。
山頂や麓、湖畔と島にも楓の木が植えられており、特に晩秋の霜降季節になると、青い空と清い水を背景に赤く染まった楓は一層美しい世界を見せてくれることから「楓の王国」としても親しまれています。
また湖畔にはプイ族の村落があちこちに点在しており、なかでも納孔村は元代(1271-1368年)に起源を持つプイ族劇の発祥地の一つです。

貴州竜博物館

興義市から15㎞離れた頂効開発区にあります。
貴州竜博物館は、敷地面積が11ムー(約0.7ヘクタール)、建築面積が7,000㎡あります。
館内には出土した様々な貴州竜化石や岩石の標本を提示しているほか、図表や模型、現代的な電子技術を使って地質構造、地殻、古代の地理状況などを紹介しています。
貴州竜とは2億4,000万年前の水陸両生爬虫類動物を指します。1957年5月、中国地質博物館の胡承志氏が頂効緑陰村で発見し、その後「貴州竜科竜州竜属胡氏貴州竜」と命名されました。

招堤

安竜県に位置する省クラスの景勝地です。
清代(1644-1911年)中頃から現在に至るまで、招堤といえばハスの花で知られてきました。
古跡も多く、主な見所は招堤、半山亭、十八先生墓(南明永歴王朝の東閣大学士呉貞毓など18人の大臣と内官が埋葬されている)、御校場などです。
そのうち招堤と十八先生墓は省クラスの重要文化保護財に指定されています。

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