世界遺産の旅 World heritage

  • 世界自然遺産「梵浄山」Fanjingshan

    銅仁市に位置する武陵山脈の主峰で、海抜2,573m、総面積は775km2にも及びます。「生態の王国」「動植物遺伝子バンク」とも称されるこの山には、古代種・固有種、稀少絶滅危惧種を含む植物4394種、動物2,767種が生息しており、中でも、孫悟空のモデルになったと言われる貴州金糸猴の唯一の生息地として知られています。また、梵浄山モミも国内ではここ梵浄山でしか見ることが出来ないほか、世界で最も裸子植物の種類が多く、アジアの落葉樹林生物区域で最もコケ植物の種類が豊富な地域として有名です。実に95%が森林に蓋われており、世界の同一緯度で唯一原始生態が完全な形で残っています。

  • 世界遺産

  • 土司の遺跡群世界文化遺産Tusi remains

    じゅんぎ かいりゅうとんどしじょう遵義の海龍屯土司城

    遵義の海龍屯土司城は、2015年7月4日に湖南永順老司城・湖北唐崖土司城とともに世界文化遺産として登録されました。
    海龍屯土司城は、貴陽から北140㎞の遵義市にあり、遵義市内からは約15㎞離れています。

    南宋宝祐5年(1257年)に建てられ、中国で歴史が長く、規模は大きく、保存状態が最も良いとされる、少数民族のコーラオ族・ミャオ族が多く住む軍事要塞です。関所や城壁、宮殿跡など大きな石を使った遺跡が多く残ります。遺跡区の全体の広さは12.9㎢です。特に宋・元・明時代には、西南播州楊氏土司文化の重要な拠点でした。

  • 世界遺産

  • 「土司」とは中央政府から少数民族のリーダーに与えた官職を指します。官職を与えることで中央政府の制度に組み込まれ、彼ら少数民族の習慣や生活スタイルが保たれることになりました。

    海龍屯土司城の世界遺産登録により、中国古代少数民族政策の政治制度の変化が証明されることになりました。

    体験レポート

    新しい世界遺産・遵義の海龍屯土司城に行ってきました!

    海龍屯土司城は山の中にあります。中国西南地区では珍しく、ここには石造りの門、宮殿址、見張り台址など多く残っています。少数民族地区にある大変貴重な遺跡です。
    現地でびっくりするのが、石の大きさです。こんなに大きな石をどうやって運んできたのだろう? と考えさせられます。
    見学していると、ときどき急な階段があり、段差50cmもあります。敵が攻めてきたときに、登りにくいように段差を大きくしたようです。
    ぜひ一度貴州省の新しい世界遺産・海龍屯土司城を訪ねませんか?

    《東京支店・佐藤》

  • 南方カルスト地形世界自然遺産Southern karst

    れいは茘波(大七孔、小七孔)

    茘波樟江国家級風景名勝区は2007年に「南方カルスト地形」世界自然遺産として登録されました。この観光地の主な見所は大七孔景区と小七孔景区で、かつて茘波から広西までの交通の要衝地でした。大七孔と小七孔景区では清の時代に建てられた7つの穴のある橋があり、観光地の名前もここから名付けられました。

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  • 赤水丹霞Danxia of Chishui

    たんかせきすい世界遺産中国丹霞・赤水

    中国には多くの※丹霞地形があります。その中の1つ赤水は2010年8月に世界遺産に登録されました。また赤水を流れる赤水河の畔には有名な「茅台酒」の産地・茅台鎮もあり赤水河は美味しいお酒を生み出す河「美酒河」とも呼ばれています。

    ※丹霞地形とは赤い砂岩の岩盤が、浸食された独特の地形の事で、丹霞の意味は砂岩の「赤さ」を意味する「丹」と、「霞」の多い事からそう呼ばれています。

  • 世界遺産

  • ぶっこうがん佛光岩(世界自然遺産)

    長さ1000m、高さ300mの赤い壁から一筋の滝が、流れ落ちる様は花嫁のヴェールのようです。下から見上げる光景は滝と丹霞地形の調和がとれ壮観です。また、佛光岩への1kmほどの道のりには、高さ10mになる「桫欏(ヘゴ)」が生い茂っています。ヘゴは2億年前ジュラ紀や白亜紀時代、草食恐竜の重要な食物でした。氷河期から残る生きた化石とも呼ばれ、赤水一帯には、数万本が生い茂り世界でもめったに見られない珍しい風景が広がっています。

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